2016/07/22

【ヒロイン探84】グリムグリモア

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その84〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
グリムグリモア

[プレイできる環境]
PS2、PS3(ゲームアーカイブス)

[どういう感じ?]
絵画風グラフィックのRTS
主人公がヒロイン



世界観は剣と魔法のファンタジー。舞台となる魔法学校が絵画風の厚みあるグラフィックで描かれる。そのファンタジックで重厚な雰囲気に包まれながらゲームを進めていくのは、一種の豪華なハードカバーを呼んでいるかのような……

ヒロインの名はリレ・ブラウ。肩までのびた金髪、黒いとんがり帽子に黒くてすっきりした一張羅、ドロワーズ、そして紫色のリボンやフリルが随所にあしらわれている。黒と紫の配色が大人っぽさと子供っぽさを両立させている。

見た目は、よくある魔女っ子スタイルを少しスマートにさせた感じ。顔はおとなしめ。会話テキストあり、ほぼフルボイス。声は凛々しくもかわいらしいし、性格も受け入れやすい。

ひじょうによいヒロインだ。なのだが……このグリムグリモアの主軸たるRTSパートだと彼女を動かすことはおろか、眺めることもできない。RTSパートで動かすのは彼女が召喚した生き物や、魔法陣など。

いちおうRTSパートで召喚獣や魔法陣を操っているのはリレ・ブラウらしい。それはRTSパート終了時などに、彼女が召喚獣に「ごくろうさま」と声をかけることからも想像がつく。

とはいえ、彼女の「ごくろうさま」のボイスは相当にナイスだ。それがあってこそ「ああ俺はいまリレ・ブラウを動かし、リレ・ブラウになりきっているのだ」と安心できるわけだ。ボイスひとつで完成されるロールプレイ。



グリムグリモアのプレイ環境はやや悪い。
もっとも触りやすいのはPS3のゲームアーカイブスだ。

前作や続編にあたるものはない。
このままゲームの海に沈むには惜しいゲームだと思う。

というわけで、さようなら~

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