2016/07/31

【ヒロイン探92】オメガファイブ

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その92〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
オメガファイブ

[プレイできる環境]
XBOX360

[どういう感じ?]
ステージクリア型、横スクロールSTG
プレイアブルキャラ2人、うち1人がヒロイン
※ゲーム進行でヒロインが1人増える※



世界観はSF。ハードSFっぽいようでいてどこかズレている。生身の人間が空とんで吹雪の中やブレードランナーめく機械工場を飛び回るし、出てくる敵は機械からエイリアンまでさまざま。

ヒロインは〈宇宙海賊ルビィ〉と〈女戦士R.A.D.〉……しかしR.A.D.は最初はえらぶことができない。ルビィでいちどゲームをクリアするとえらべるようになる。

〈宇宙海賊ルビィ〉は、端的にいえば女体化キャプテンハーロック。眼帯、黒い羽織りもの、そして宇宙海賊ってところ。ところで書いているときに気づいたけど、ルビィってもしや海賊つながりでルフィからとった名前?

顔つきは勇ましく、声も勇ましい。見た目もちょっとケバケバしい。
抑えめだが、それでもアメリカンな雰囲気ただよう。

〈女戦士R.A.D.〉は白いピタピタのボディースーツを着て、頭部は赤いヘルメットに覆われている。女戦士というかアンドロイドに見える。そもそも女戦士という設定のソースが見つからないので分からずじまい。

素顔は見えないが赤い球体ヘルメットが愛らしい。声もかわいげがある。
これもまたルビィとはちがったベクトルのイロモノ感。

さて、オメガファイブは横スクロールSTGだ。ゲーム中ではルビィたちの横顔ばかり見る羽目に。空中に釣り上げられたような立ち姿の彼女らをゆらゆら動かすのは、正直いって見栄えがよくない。

各ステージのクリア時だけは特別。キャラが画面のカメラにたっぷり近づいて、ボスの大爆発をゆうゆう眺める。背中で語るといった構図。カッコいい。



今のところXBOX360でしか配信されていないゲーム。プレイ環境は悪い。

というわけで、さようなら~

2016/07/29

【ヒロイン探91】極上パロディウス

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その91〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~

[プレイできる環境]
アーケード、PSP、など

[どういう感じ?]
ドット絵、横スクロールSTG
プレイアブルキャラ16人、うち5人



未プレイです。

世界観は超ライトなSF。宇宙を舞台に、コメディパロディ悪ノリがてんこ盛り、ギャグマンガが100%そのままゲームに化けたような、そういうゲーム。このゲームを前にすれば「寒い」がもはや褒め言葉。

STGなのにプレイアブルキャラは脅威の16人!!といいつつ、性能だけでみると実際は8人。8人にグラフィックちがいが用意されていて、それを含めて16人。

16人のうちヒロインは5人。リボンをつけた黄色いタコ〈べリアル〉、手足の生えたピンクの戦闘機〈ウインビー〉、ピンク色のぺんぎん〈お花ちゃん〉、ミサイルにまたがるバニースーツの〈ひかる〉〈あかね〉

ふざけている。ふざけすぎている。だからこそよい。単なるギャグと捉えるにとどまらず、バリエーションに富むヒロインたちと考えると、途端によりどりみどりの感が押し寄せる。

タコ娘を動かせるゲームがあったか?

ペンギン娘を動かせるゲームがあったか?

古今東西を探しても、そんなゲームは数えるほどしかないだろう。
そのうちのひとつが、この極上パロディウスだ。



古いゲームで、昔の家庭用機にたくさん移植されている。最近の機種になると移植はほぼ見当たらない。PSPの〈パロディウス POTABLE〉がもっとも最近の移植。

ただアーケードゲームとしては今でも人気がある。なので各地のゲーセンによく置いてある。それを踏まえてもプレイ環境は悪いと言わざるをえない。

また新作なども望み薄。パロディウスシリーズ……というかその派生元であるグラディウスシリーズはただいま断絶中といってよい。このシリーズもまた、ゲームの墓場に消えていく運命にあるようだ。

というわけで、さようなら~

2016/07/28

【ヒロイン探90】Vermintide

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その90〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
Warhammer: End Times - Vermintide
※あえて和訳するなら「ウォーハンマー:絶望の害獣軍団」※

[プレイできる環境]
PC

[どういう感じ?]
マルチプレイFPS
プレイアブルキャラ5人、うち2人がヒロイン



未プレイです。

世界観は中世と近代の混じったような感じ。剣、魔法、銃、火薬などが重なり合う。そしてファンタジーな生物や魔法が出つつ、重苦しい雰囲気に包まれている。

2人のヒロインは〈ウェイウォッチャー〉〈ブライトウィザード〉。これは職業名で、キャラとしての名前はべつに用意されている。けどまあ、キャラの名前がゲーム内で重要になるわけでもないし、自分独自のキャラ設定にしてもよかろう。

〈ウェイウォッチャー〉は暗殺者みたいなキャラ。暗緑色のフードを被り、体に布を巻くいっぽう、小手やブーツなどでがっしりと武装もする。白く豊かなファーが、彼女のシルエットを勇ましく演出しているのがポイント。

ウェイウォッチャーは弓と剣で戦う。剣は二刀流で戦えたり一刀で斬りこんだり。好みの武器を使えるのがうれしいところ。キャラデザでは、瞳が黒く大きく人外感がある。おおむね美人。

〈ブライトウィザード〉は炎の魔法使い、赤いローブに、小手やブーツ。
たいまつのごとく燃え上がる杖が印象的。

キャラデザは、やや年老いた女性。老婆というほどではない。ここまでしっかり熟女といった形に作られたキャラも珍しい。醜いわけではないので、熟女もいける人は彼女を動かそう。

ヒロイン以外にも言えることだけど、ゲーム内にはキャラスキンがある。つまりキャラの見た目は自由に変えられる。そしてキャラの戦法もある程度は変化がつけられるため、自分だけのヒロインになることができる。

今作はCo-op(協力マルチプレイ)が基本のゲームだ。まともに遊ぶとしたら、他のプレイヤーとの共闘になる。だからこそ自分なりの見た目、自分なりの戦い方がロールプレイとしての意味をもってくるんだなぁ。



今のところPC版だけが配信中。けど今年の10月4日にはPS4版・XBOXone版が発売配信となるようだ。海外版だけかな?日本版はくるかな?どちらにしろ、コンソールでもあそべるようになるのはありがたいことです。

というわけで、さようなら~

2016/07/27

【ヒロイン探89】零 眞紅の蝶

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その89〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
零 眞紅の蝶(ぜろ しんくのちょう)

[プレイできる環境]
Wii、WiiU

[どういう感じ?]
ホラーアクションゲーム
主人公がヒロイン



未プレイです。

世界観は現代、地図にのっていない滅んだはずの村、日本建築と廃墟、そういうしっとりした不気味さがつきまとう。

主人公の名は天倉澪(あまくらみお)、癖のないショートの黒髪、茶色のワンピースに白いフリルスカートと黒のパンツ、まとめると、ほんのちょっぴりゴシック風味の服装。顔立ちもふくめて幼い雰囲気つよし。

フルボイス、声もやはり幼さの感じられる声だけど、清楚な雰囲気があって悪くない。歩行モーションはぶりっこしすぎ感があるかなあ。とはいえ総合的にみると落ち着いたキャラで、受け入れやすい。

幽霊が現れたら、専用のカメラで撮影するという方法をもって戦う。
このとき一人称になる。

もちろん幽霊はしっかりプレイヤーを驚かしてくる。幽霊を倒すために撮影しなきゃいけない!けど一人称の画面に幽霊が近づいてくる!あぁーこわいィ!!

この一瞬こそ、プレイヤーと天倉澪が一体化しているときであろう。

ちなみにゲームをすすめると、天倉姉妹を着せ替えできるコスチュームが増える。メイド服や、着物、果てはきわどい水着まで。バリエーションはそこまで多くないけど、ツボはおさえちているかと。



今作は〈零 赤い蝶〉のリメイク作にあたる。そしてこの赤い蝶は2回リメイクされている。1回目のリメイクがXBOX版、2回目のリメイクがWii版である今作。

いろいろあるけど2回目のリメイクである眞紅の蝶をえらんでおけば問題ない。それに眞紅の蝶はWiiUでもプレイできる。プレイ環境が良好なのが良いところ。

ちなみに前作にして零シリーズ初代にあたる〈零 zero〉について。これもいちおう女性が主人公だけど、強制的に男キャラを動かさなきゃいけない場面がある。なのでヒロイン探では今後、取り上げることはない。

というわけで、さようなら~

2016/07/26

【ヒロイン探88】アルカナハート3

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その88〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
アルカナハート3

[プレイできる環境]
アーケード、PC、XBOX360、PS3、PSvita

[どういう感じ?]
ドット絵、格闘ゲーム
プレイアブルキャラ全員ヒロイン



未プレイです。

世界観は架空の現代、アルカナという聖霊の力をもった女の子たちが、日本の危機を救うために殴り合う。魔法、忍術、剣術、機械、そして愛の力。なんでもありの異種格闘技戦だ!!

このアルカナハートはキャラがすべてヒロインで占められている格ゲー。多くは女子高生だが、ひとえに女子高生といっても制服の着こなし方だけでも数えきれないバリエーション。

さらに昔風な制服のキャラにー
パーカー着た子にー
巫女服
メイド服
ショートドレス
ボディスーツ
男装
スクール水着
シスター
Yシャツ一枚

もはや着ていない服を探すほうが難しい。

このように、美少女ゲーに出てきそうなキャラバリエーションはほぼ網羅している。そういうキャラをグリングリン動かし、殴ったり蹴ったり、サイヤ人なみに空中戦をするのが最大のだいごみ。

あと自分が動かすキャラをえらぶほか、アルカナをえらぶ。いわばパートナーみたいなもの。キャラ23人、アルカナ23体、23×23で529通りの組み合わせだぁー!!

……実際は、キャラとアルカナの相性があるから組み合わせは多くない。それでも自分なりの組み合わせを見つけられるのはかなりうれしい。好きなキャラを、好きなアルカナと、好きなカラーで、動かす。あるいはなりきる。

ヒロインなりきり格ゲーのひとつの完成形といえる。



注意したいのは、アルカナハート3にはマイナーチェンジ版がたくさんある。

最新版は〈アルカナハート3 LOVE MAX SIX STARS!!!!!!〉だけど、これはアーケードでしか稼働していない。けどこの最新版は新キャラ(と新アルカナ)が1人追加されている。そのキャラ目当てならゲーセンに通うしかない。

準最新版は〈アルカナハート3 LOVE MAX!!!!!PC版〉文字通りPC版。
ゲーセン通いがつらいなら、これで妥協といったところか。

総合的にみると、プレイ環境は普通かな。
最新版が家庭環境に移植されていないのは痛い。

というわけで、さようなら~

2016/07/25

【ヒロイン探87】さよなら海原川背

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その87〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
さよなら海原川背(うみはらかわせ)

[プレイできる環境]
3DS、PSvita
※PSvitaはリメイク版※

[どういう感じ?]
横スクロール、ステージクリア型アクションゲーム
プレイアブルキャラ4人、すべてヒロイン



未プレイです。

世界観は現代……だけどゲームは主人公の心のイメージで形作られた世界。シュルレアリスムな形の建物の合間を、ルアーひっかけ飛び跳ねながら進むのだ!

主人公は海腹川背。茶系のショートボブに一本立ちのアホ毛、黒い袖なしパーカーに短パン、ピンクのリュックサック。健康的な服装なのだが、いやらしい雰囲気も忍んでいる。

顔は幼さと落ち着いた感じが同居している。さっき書いた服装とあいまって、何かこう子どもっぽいような大人っぽいような……言いようのない不思議な空気をまとっている。この屈折した印象も、あるいは海腹川背の魅力かもしれない。

ゲーム中ではポリゴンモデルを動かす。三頭身くらいで、お世辞にも綺麗とはいえない。ただ海腹川背のかわいさはしっかり表現されている。残念なのはゲームの性質上、横顔ばかり見る羽目になることだ。

ボイスはなし。テキストもなし。

また、ゲームがすすむと新たな3人のプレイアブルキャラが追加される。すべて女性、ヒロイン。しかもそのうち1人は幼いころの海腹川背。よりどりみどり。

正直なところ、このゲームはストーリーもないしキャラも自己主張をしない。あくまでシステムやルール自体を楽しむたぐいのゲームだ。しかしこのヒロインには魅了されるものがある。彼女だけを目当てにするのも悪くないだろう。



3DS版の〈さよなら海腹川背〉とPSvita版の〈さよなら海腹川背ちらり〉がある。
PSvita版はリメイクというか、実質のアップグレード版。

このVita版には〈初代の海腹川背〉が収録されている。
ドット絵の海腹川背を動かせる。

というわけで、さようなら~

2016/07/24

【ヒロイン探86】風来のシレン外伝 アスカ見参!

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その86〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
不思議のダンジョン
風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!

[プレイできる環境]
PC、ドリームキャスト

[どういう感じ?]
不思議のダンジョン(ローグライクゲーム)
主人公がヒロイン



未プレイです。

世界観は和風ファンタジー、日本のようで日本でない不思議な雰囲気の世界を渡り歩く。入るたびに形の変わる不思議のダンジョンを、自分なりに踏破せよ!!

ヒロインの名はアスカ、ただし名前は変更可能。桃色のツインテールは腰まで届く長さ、藍色と白を基調とした改造羽織りに袴、鉢巻やブーツなど。男装気味ともいえる凛々しい雰囲気。実際、アスカはイラストでも凛々しい顔つきをしている。

ゲーム中で見られるアスカは二頭身くらいの姿で描かれる。キャラグラフィックはデフォルメが強く、イラストとの剥離がはげしめ。ブサイクではないけど……ちょっと不気味な雰囲気がある。

ボイスなしだがテキストあり。テキストでも侍らしさにあふれるたくましい喋り方をする。こういう極端なキャラ付けもまた乙なもん。



風来のシレンシリーズの外伝にあたる作品。そしてシリーズ全体を通してみると、実はアスカ(ヒロイン)を動かせるのはこのアスカ見参だけだ。

それどころか、他の不思議のダンジョン系ゲームでもヒロインが動かせることは意外と少ない。太ったおっさんに、ちびのチョコボ……それを考えると、今作の貴重さをうかがい知ることができる。

ちなみにプレイ環境もいまはたいへん貴重。いちばん現実的なのはPC版だが、これは生産終了してしまっていてプレミアがついている。試しにアマゾンで〈アスカ見参〉と検索してみるとよい。

というわけで、さようなら~

2016/07/23

【ヒロイン探85】キングダムオブアマラー

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その85〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
Kingdoms of Amalur:Reckoning
(キングダムオブアマラー:レコニング)

[プレイできる環境]
PC、XBOX360、PS3
※日本未発売※

[どういう感じ?]
RPG要素のあるアクションゲーム
キャラクリエイトは性別を男女からえらべる



未プレイです。

世界観は剣と魔法のファンタジー、いかにも洋ゲーらしい鮮やかな色彩で描かれる世界。コミカルな雰囲気がありつつ、ストーリーや展開はシリアス。

キャラクリエイトではまず〈種族〉〈信仰する神〉をえらぶことになる。どちらもステータスに関わっており、種族にいたっては見た目にも関わる。種族は4種類あるが、大まかにわけて人間っぽいのとエルフっぽいの。

いじれるのは顔のみ。体格などは決まっているようだ。また顔のいじれる項目も多くない……というか、あらかじめ決まっている顔パターンからえらぶ。

さて、肝心のグラフィックだけど、まあ見事にアメリカンな顔立ちをしている。人間タイプの種族はそれがいちじるしい。またエルフタイプは、エラがかなり張っている。スカイリムとどっこいどっこいの顔。

アクションの雰囲気が独特。剣で戦いつつ魔法もつかう。キャラをどういう育て方にするにせよ、剣と魔法の入り混じった戦い方になる。そうした分別のなさはファンタジーらしいっちゃらしい。

「俺は剣一筋で生きていたい!」
などのこだわりある人には肩身の狭い世界かもしれない。



ゲームができるのはPC、XBOX360、PS3なのだけど……日本未発売である。PCなら海外アカウントを作るとか。コンシューマならリージョンに注意して買うとか。どちらにしろプレイ環境はよくない。

というわけで、さようなら~

2016/07/22

【ヒロイン探84】グリムグリモア

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その84〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
グリムグリモア

[プレイできる環境]
PS2、PS3(ゲームアーカイブス)

[どういう感じ?]
絵画風グラフィックのRTS
主人公がヒロイン



世界観は剣と魔法のファンタジー。舞台となる魔法学校が絵画風の厚みあるグラフィックで描かれる。そのファンタジックで重厚な雰囲気に包まれながらゲームを進めていくのは、一種の豪華なハードカバーを呼んでいるかのような……

ヒロインの名はリレ・ブラウ。肩までのびた金髪、黒いとんがり帽子に黒くてすっきりした一張羅、ドロワーズ、そして紫色のリボンやフリルが随所にあしらわれている。黒と紫の配色が大人っぽさと子供っぽさを両立させている。

見た目は、よくある魔女っ子スタイルを少しスマートにさせた感じ。顔はおとなしめ。会話テキストあり、ほぼフルボイス。声は凛々しくもかわいらしいし、性格も受け入れやすい。

ひじょうによいヒロインだ。なのだが……このグリムグリモアの主軸たるRTSパートだと彼女を動かすことはおろか、眺めることもできない。RTSパートで動かすのは彼女が召喚した生き物や、魔法陣など。

いちおうRTSパートで召喚獣や魔法陣を操っているのはリレ・ブラウらしい。それはRTSパート終了時などに、彼女が召喚獣に「ごくろうさま」と声をかけることからも想像がつく。

とはいえ、彼女の「ごくろうさま」のボイスは相当にナイスだ。それがあってこそ「ああ俺はいまリレ・ブラウを動かし、リレ・ブラウになりきっているのだ」と安心できるわけだ。ボイスひとつで完成されるロールプレイ。



グリムグリモアのプレイ環境はやや悪い。
もっとも触りやすいのはPS3のゲームアーカイブスだ。

前作や続編にあたるものはない。
このままゲームの海に沈むには惜しいゲームだと思う。

というわけで、さようなら~

2016/07/20

【ヒロイン探83】スペースチャンネル5

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その83〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
スペースチャンネル5

[プレイできる環境]
ドリームキャスト、PS2

[どういう感じ?]
リズムゲーム
主人公がヒロイン



未プレイです。

世界観はSF、人を勝手に踊らす宇宙人が現れた!!宇宙のテレビ番組スペースチャンネル5の突撃リポートがはじまるぞ!!……という感じで非常にコメディタッチ。グラフィックも明るめ。

主人公の名はうらら(ひらがなで書くのが正式名)、ピンクのミニツインテール、ショート丈の純白スーツに純白スカート、とにかくやすっぽいSF映画に出てきそうなギラギラした姿をしている。

キャラデザとのんきな性格もあいまって、強烈な個性。見ていて楽しいけれども、うららに恋をしたり、うららに憧れたりするのはちょっと気が引ける。

リズムゲームなので、うららを踊らすことが目的となる。あるいは、自分がうららになったつもりで踊る。もちろん上手に踊らすに越したことはないけど、失敗したときも特別なリアクションをしてくれるので、失敗するのもアリ。

今作はどちらかというとバカげた世界観を楽しむためのゲーム。ヒロイン目当てのゲームではないのだろう。だがうららというキャラ、彼女の踊り様、いちどでいいから拝んでおきたい。



続編は〈スペースチャンネル5 パート2〉
この続編はPS3、XBOX360で配信されているので、スペースチャンネル5よりはプレイしやすい。これもうららを動かすゲームなので、彼女が目当てならパート2を先にプレイしてもよさそう。

というわけで、さようなら~

2016/07/19

【ヒロイン探82】朧村正

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その82〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
朧村正(おぼろむらまさ)

[プレイできる環境]
Wii、WiiU、PSvita

[どういう感じ?]
絵画風グラフィック、横スクロールアクション
プレイアブルキャラ2人、うち1人がヒロイン
DLCシナリオではプレイアブルキャラ4人、うち2人がヒロイン



世界観は元禄(江戸前期)の日本。全国を渡りあるき刀をきたえ妖怪退治としゃれこもう。古風な日本景色が爽やかでありながら、重たい雰囲気もただよう。

ヒロインは百姫(ももひめ)、後ろにまとめた黒髪、桃色のミニスカート風着物、紫色の二―ソックス、武者鎧の一部や髪飾りなどを身に着けている。
いかにもな改造和風少女。

おもしろいのはキャラ設定。本来は身も心も女の子なのだが、飯綱陣九朗(いづなじんくろう)なる剣豪に体を乗っ取られている状態なのだ。つまり、ゲーム中で動かしているのは〈姿は百姫、中身は飯綱〉

これは、いわゆるTSFと呼ばれるジャンルにあたる趣向になる。男だけど女になっちゃったー!みたいな。界隈でいちばん有名な作品といえばらんま1/2

TSFのキャラを動かすゲームは超がつくほど貴重だ。フリーゲームや同人ゲーム界隈では探せば出てくるけど、朧村正のように商業ゲームでは心底、貴重。重要文化財に指定されたとしても不思議ではないレベル。

このTSF設定を楽しむためだけに買え!!



朧村正は2バージョンある。Wii版とPSvita版だ。WiiUでプレイできるのはWii版。PSvita版は、名前こそおなじだが、実際はアップデート版と捉えたほうがよい。

というのもPSvita版は4本のDLCが配信されている。それぞれ単独の小さなシナリオ、単独のキャラが動かせる。DLCで動かせるヒロインは2人、化け猫と鬼娘。

化け猫と鬼娘、どちらも百姫とはまたちがった強烈な個性がある。化け猫はまさに猫を動かせるし、鬼娘はロリと筋肉娘のぜいたくセットとなっている。

もはやこのゲームひとつであらゆる趣味趣向を満たせそうだ。
なのでできればPSvita版を買ってプレイしたいところ。

というわけで、さようなら~

2016/07/18

【ヒロイン探81】ゼノブレイドクロス

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その81〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
ゼノブレイドクロス

[プレイできる環境]
WiiU

[どういう感じ?]
オープンワールド、アクション要素のあるRPG
キャラクリエイトで性別を男女からえらべる



未プレイです。

世界観は宇宙規模のSF、未知の惑星を自由に歩き回る。未開拓の惑星という爽やかな大自然を舞台にしつつ、ハイSF的メカニック、ロボット、重火器を味わう。

キャラクリエイトでは性別を男女からえらべる。髪型、顔つき、肌色、身長、細かな顔色や傷跡などの装飾。他に面白い項目は、瞳の形をえらべるのとか。目の形ではなく、瞳の形というのがポイント。

またキャラクリエイト時は背景を変えることができる。これはキャラへの光の当たりかたが変わるので、細かい修正をしやすく、より思い描くイメージに近づけやすくなる。ありがたい。

キャラデザは、だれか特定の絵柄を基にしているみたいだ。リアルなようで、アニメ調でもあり……そんなバランス。しかも妙にとんがった雰囲気があって、自分はあんまり好きじゃない。

ゲームでは、服は装備として着せ替えできる。用いる武器は銃と刃物類。
刃物類もSFチックな雰囲気で味付けされている。

ゼノブレイドクロスで特に目を引くのは、ロボットに乗って操作できるところか。ロボット!!まずそれだけで浪漫たっぷり。しかも今作はオープンワールド。

GTAで人をひき殺す?

Fallout4でサバイバルをする?

そ・れ・と・も

ゼノブレイドクロスでロボットに乗って惑星探検?



前作は〈ゼノブレイド〉
前作は主人公が男で固定だ。ざんねん。

というわけで、さようなら~

2016/07/17

【ヒロイン探80】サルゲッチュ3

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その80〉
→ これはどういう企画なの?

[ゲームタイトル]
サルゲッチュ3

[プレイできる環境]
PS2、PS3(ゲームアーカイブス)

[どういう感じ?]
アクションゲーム
プレイアブルキャラ2人、うち1人がヒロイン



未プレイです。

世界観は未来、コミカルでかなりコメディタッチのSF。賢くなってしまったサルたちが世界中にちらばりテレビを悪用する。サルたちを捕まえながら世界を救え!!

ヒロインの名はサヤカ。茶系のミニツインテール、ピンクの半袖ジャージ、白いスカートに黒いスパッツ。服装はシンプルながら、ウサギの形をしたリュックを背負い、ガチャメカという各種装備を手にするため、ほどよくゴチャゴチャしている。

キャラグラは子ども向けの雰囲気がつよい。フルボイス、この手のキャラにありがちなキンキン声。うごきは元気とメリハリがあって楽しい。

〈へんしん〉というシステムがあり、着せ替えにちかいことができる。騎士、忍者、魔法使いなど……コスプレと言ったほうが分かりやすいかな?使用制限はあるけどゆるいので、好きな姿を好きなだけ満喫できる。

健康的で元気な女の子がうごかせる。これがサルゲッチュ3のだいごみだろうか。ベヨネッタやララ・クロフトやヘザーでは、このまばゆすぎる雰囲気には浸らせてくれない。ときには光を浴びたいときもある。



サルゲッチュ3はサルゲッチュシリーズの3作目にあたる。が、ヒロインが動かせるのは今作のみ。またシリーズは今のところ停滞中。新作の見込みはうすく、サヤカをもういちど拝むことはむずかしそう。

さいわい、サルゲッチュ3はゲームアーカイブスで配信中。
PS3であそぶことができるのでプレイ環境は普通。

というわけで、さようなら~

2016/07/15

【ヒロイン探79】ミスティックアーク

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その79〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
ミスティックアーク

[プレイできる環境]
SFC

[どういう感じ?]
ドット絵、ターン制のRPG
主人公の性別は男女からえらべる



世界観は近代的なような中世的なような……これとひとつに決めづらい雰囲気のファンタジー。様々な世界をまたぐ。全体的にものさみしさが漂っているのが特徴。

主人公は名前と性別をえらべる。女性にするとブロンドの大きな三つ編み、純白の一張羅、ひとふりの剣といういでたち。何かこだわりが感じられるほどの純白さ、清潔さがあり、美しいけど気味が悪い。

主人公に対して気味が悪いと感じるの奇妙だけど、実際そうなのだ。そしてそれは、このゲーム全体にうっすらと感じる気味悪さにもつながっていく。

自分のうごかしているヒロインはまったく喋らないし、テキストもないし、感情を表すようなアニメーションもほぼない。そんな人形のようなヒロインを動かして、あやふやすぎる世界を巡っていくこのおかしさ……

とにかくふしぎな気持ちになる。そうやって不思議な気持ちを抱いているときこそ、我らのヒロインとシンクロしているときなのかもしれない。うーん没入観。



続編は〈ミスティックアーク まぼろし劇場〉
続編は残念ながらRPGでなくなってしまった。
主人公は2人からえらぶ形になり、そのうち1人は女性。やったね。

ミスティックアーク自体は今のところ移植されていない。
なのでプレイ環境は劣悪。

というわけで、さようなら~

2016/07/14

【ヒロイン探78】Hard Corps:Uprising

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その78〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
Hard Corps:Uprising

[プレイできる環境]
PS3、XBOX360

[どういう感じ?]
横スクロールアクションSTG
プレイアブルキャラ2人、うち1人がヒロイン
DLC込みだと5人、うち2人がヒロイン



世界観は未来、いかにもゲームゲームしたメカニカルなSF観、ロボット、装備の数々。その一方でゲリラ的な泥臭い戦いが繰り広げられる……あるいはギルティギアから雰囲気だけもらってきたゲーム。

最初から選べるヒロインの名はクリステル、ストレートな金髪をポニーテールでまとめる、黒い眼帯、白と黒を基調としたボディースーツと装甲。ニッカポッカ的なパンツのため、全体のシルエットはスッキリした東風。

巨大な銃を扱う。イラストや、ゲームグラフィックを見る限り、クリステルの背丈くらいはある銃だ。それを軽々と持ち上げ、連射し、上下左右に振り回す。しかしスッキリしたシルエットも相まってゴテゴテしていない。

銃はいくつか選んで使うことができる。ここにちょっとだけロールプレイの余地がある。特定の武器だけを使い続けるというロールプレイだ。

うちのクリステルはこういう銃をこういう気持ちで使っているんだ!!
そんな妄想をすきなだけ膨らませようじゃないか。

DLCで動かせるヒロインの名はサユリ、短く切りそろえた黒髪、広い笠をかぶり、青い改造着物を着る。機械の刀を振るう。いかにも女侍といった風情、良い意味でケレンミがある。

ヒロインたちは基本的にボイスなし。ただしストーリーは用意されており、それはテキストのみで進行していく。テキスト内で彼女たちの心境が語られもし、そこから彼女らの中身をうかがい知ることができる。



今作は魂斗羅シリーズにふくまれているのだが……その魂斗羅シリーズを通してみると、今作はかなりの異色作品。というか、まったく別のゲームとして見たほうがよい。ロックマンに対するロックマンXみたいな存在といえる。

というわけで、さようなら~

2016/07/13

【ヒロイン探77】ゆめにっき

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その77〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
ゆめにっき

[プレイできる環境]
PC

[どういう感じ?]
ドット絵、アドベンチャー
主人公がヒロイン



世界観は現代、とあるマンションの一室。
ヒロインはそこで眠り、ひろいひろい夢の中をさまよい歩く……

ヒロインに正式な名前はない(ファンからは窓つきと呼ばれている)。幼い女の子、茶髪めの髪を三つ編みでまとめる。紅色のセーターとスカートを身に着ける。

キャラグラは2頭身くらいで、かなりあいまいな画風となっている。目つきなんて2つのドットが打たれているにすぎず、表情をうかがい知ることはできない。窓つきはうれしいのか、かなしいのか、何も考えていないのか……

少しだけボイスがある。〈ダメ〉〈ムリ〉の2語だ。高くてかわいげのある声で、連打することもできる。好きなときに好きなだけこの2語を聞くことができる。

このゆめにっきは戦いやストーリーがない。いちおう、ゲームに目的はある。だがゲームからそれを強要されることはないし、そもそも自分で探していかないと〈目的がある〉こと自体に気づかない。

そういう意味では、ロールプレイを縛るものはない。プレイヤーは好きなだけ窓つきを動かして、むやみに歩き回っていいし、包丁でモブキャラを刺し殺してまわってもいいし、目的達成に躍起になってもいい。

とにかくロールプレイは広い。ネット界隈では窓つきに関していくつかキャラ付けがされているし、あなたはすでにそれを見たことがあるかもしれない。まあ、そのキャラ付けに従ってもいいと思う。それもまたロールプレイ。



フリーゲームで、RPGツクールのプレイ環境がいる。

というわけで、さようなら~

2016/07/12

【ヒロイン探76】ベヨネッタ

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その76〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
ベヨネッタ

[プレイできる環境]
XBOX360、PS3、WiiU

[どういう感じ?]
スタイリッシュアクション
主人公がヒロイン



世界観は現代、人間の世界を舞台にしつつ天界と魔界の化け物たちが絡み合う。あきれるほどに壮大な戦いは、笑いと爽快感をひきおこす。

ヒロインの名はベヨネッタ、銃剣のことじゃないよ。コーンのように頭上に巻いた黒髪、黒ぶちのメガネ、真っ黒いボディスーツ、腕からたっぷりヒダがのびているのがゴージャス感をたかめる。

つかう武器は両腕の二丁拳銃、さらに両足にも二丁拳銃。そのほか剣や籠手やバズーカ砲や……いずれも腕や足に付け替えられる。両手両足をふりまわして戦う様はただただダイナミック。

とにかく見た目がセクシーだ。それは作った側も認めているのか、ベヨネッタにポールダンスをさせることもいとわない。ポールダンスは特定の武器があればいつでも使える。あなたもポールダンサーになれる。

この大胆すぎる姿、異質すぎる戦い方、そしてハキハキしすぎた性格。
これら三本の弓矢が合わさって、多くのプレイヤーをふるいおとす。

「こんなわけわかんねー痴女、恥ずかしくてつかえるか!!」

が、その三本の矢をへし折り乗り越えたプレイヤーは、ベヨネッタを余すことなく動かし、なりきることができるのだ。華麗に戦い尽くし、コントみたいな着せ替え衣装に着せ替えまくり、セクシーさに見惚れつづける。

まちがいなく、一生わすれることのないキャラになる。



続編は〈ベヨネッタ2〉

主人公は相変わらずベヨネッタだが、髪をみじかく切っているので雰囲気がガラリとかわっている。髪が短くなっただけでセクシーさはなりをひそめ、さっぱりした印象がぐっと強まる。キャラデザっておもしろいなぁ。

ベヨネッタ自体のプレイ環境はふつう。WiiUでもプレイできるが、これはベヨネッタ2に同梱されているもの。つまりベヨネッタ2を買わなければ、WiiUでベヨネッタをプレイすることはできない。

というわけで、さようなら~

2016/07/11

【ヒロイン探75】サイレントヒル3

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その75〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
サイレントヒル3

[プレイできる環境]
PS2、PS3、XBOX360

[どういう感じ?]
ホラーアドベンチャー
主人公がヒロイン


未プレイです。

世界観は現代、アメリカの何の変哲もない日常、そこで姿をみせる悪夢の世界。
血と錆び、耳ざわりなノイズ、生き物でない何か……

ヒロインはヘザーという17才の女子学生。短くまとめた金髪、白いダウンベストに濃緑のミニスカート、顔立ちは白人美人だけど、びみょーに目に隈をためておりダウナー&幸薄な雰囲気をかもしだす。

とはいえ性格はシッカリ目で17才相応の意気地さもある。キャラデザと性格があいまって、たしかに「どこかにいそうな女子学生」という印象があり、それが魅力。

面白いのは、ゲーム中では様々なものを調べてまわることができ、その調べた際に出てくるテキスト。これが17才ちょいとおませなヘザー仕様の文体。

ヘザーの主観が入った文章。ゲームと関係ない感想が混じったり、一言よけいだったり。テキストのおかげで、ヘザーを動かし、ヘザーの視点を借りて、ヘザーになりきっている感がぐっと高まっている。

あと条件を満たすとヘザーの別衣装が手に入る。
いちおう着せ替え要素もあるわけだ。



サイレントヒルシリーズはそれなりの数が出ている。
けど主人公がヒロインのタイトルはこのサイレントヒル3しかない。

サイレントヒル1~3までをまとめたHDリマスターパックがPS3、XBOX360で出ている。なのでプレイ環境はふつう。

ところで海外では3のPC版が出ているらしいっすね。いいな~

というわけで、さようなら~

2016/07/10

【ヒロイン探74】アレスの翼

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その74〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
アレスの翼

[プレイできる環境]
アーケード、PS3、XBOX360

[どういう感じ?]
ドット絵、縦スクロールSTG
プレイアブルキャラ2人、うち1人がヒロイン



世界観は古代とSFの融合。
ギリシャ神話的な舞台に機械の侵略がはびこる。
そらとぶ戦士になって機械どもをぶちこわせ!!

このアレスの翼は2人プレイができ、1プレイヤーと2プレイヤーで操作キャラが異なっている。これは固定であり、例えば「2プレイヤーだけど1プレイヤーのキャラ使いたい」ってことはできない。

1プレイヤーのキャラこそが今作のヒロイン、ミッシェル・ハート。なめらかな金髪、赤い改造ボンテージのような衣装。白鳥のような翼を生やす一方、両手には物々しいライフルを担ぐ。

まさにギリシャ神話的世界とSFの融合という舞台を体現した姿ではないか。戦闘機に乗ったイカロス、自動車にのったメロス、そしてライフルをもったミッシェル・ハート!!

ゲームは見下ろしの縦スクロールで進むため、空飛ぶミッシェルの後ろ姿を飽きるほど眺めることになる。太ももがかなりむっちりとして描かれている。

また一部ステージでは横スクロールのアクションになり、ミッシェルのふとましい横ざまを拝むことになる。せわしなく歩いて、ひょこひょことジャンプする。かわいいというか、まぬけというか。



PS3、XBOX360に〈カプコンアーケードキャビネット〉というゲームが配信されている。そこにアレスの翼も同梱されている。ただし有料ダウンロード。

ちなみにヒロインのミッシェル・ハート、カプコンの他のゲームにゲスト的にぽつぽつ登場・参戦している。そこでの彼女はかなりの美人に描かれる。ゲーム中のむちむち感とまぬけ感はどこかへ旅立った。

というわけで、さようなら~

2016/07/09

【ヒロイン探73】トゥームレイダー

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その73〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
トゥームレイダー(2013年版)

[プレイできる環境]
PC、XBOX360、XBOXone、PS3、PS4

[どういう感じ?]
サバイバルアクション
主人公がヒロイン



未プレイです。

世界観は現代、女性の冒険家となり、サバイバル技術やあらゆる武器を駆使して謎の孤島を生き抜いていく。

ヒロインはララ・クロフト、まとめた黒髪、凛々しい顔つき、細いがしっかりした体、タンクトップにジーンズといういで立ちはセクシーだが野性味がある。典型的な力強い女性像とでもいおうか、そのストレートさがよい。

キャラグラフィックは美人。顔に白人女性的な力強さがこもっているにも関わらず、ここまで美人に仕上げているのはオオッとうなるところだ。動かし、なりきるにはまず文句なしといったところ。

武器は主に弓と銃器を扱う。
数は多くないし、どの武器も現実的な範囲におさまっている。

ゲーム中ではスキル選択による成長要素がある。ただスキル選択はなにかに特化させる……という感じにはできない。そういう意味ではロールプレイは幅広くない。

スキルによる成長、ストーリーにおいてはララ・クロフトの精神的な成長。この2つの成長が合わさって、プレイヤーはララに没入していくわけだ。これぞなりきりのだいごみ。



続編は〈ライズ・オブ・ザ・トゥームレイダー〉

主人公はララ・クロフトそのまま。舞台を雪山にうつしている。

もしララ・クロフトというヒロインが気に入ったなら、トゥームレイダーシリーズそのものを見渡してみるのも面白いかもね。昔のポリゴンがちゃがちゃララ・クロフトは、ちょっとキツいものがあるけども。

というわけで、さようなら~

2016/07/08

【ヒロイン探72】ヴァンパイアセイヴァー

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その72〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
ヴァンパイアセイヴァー

[プレイできる環境]
アーケード、PS3、XBOX360、など

[どういう感じ?]
ドット絵、格闘ゲーム
プレイアブルキャラ15人、うち6人がヒロイン



世界観は現代にひそむ闇の世界、人の目をしのんで悪魔や幽霊などの邪悪なものが戦いに明け暮れる。人間ならざる彼女らになって狂気のひとときを味わえ!!

ヴァンパイアセイバーが異色な点は、プレイアブルキャラがほとんど化け物でなりたっていること。当然、6人のヒロインたちも化け物だらけ。

オススメの3キャラは〈キュービー〉〈レイレイ〉〈バレッタ〉
〈キュービー〉は擬人化したミツバチ……あるいはミツバチのコスプレをした女性。動きがまさしく蜂のようにふわふわしていて、瞳がなく目が真っ黒、言葉もカタコトで、総じてミステリアスな雰囲気ただよう。
エンディングでまったく同じ姿の仲間たちが大量増殖する。やはり形だけでなく種族においてもミツバチだ。こういう、特定のキャラを動かすのではなく、種族の一部を動かすという設定って、なんとなくロマンを感じないっすか?
〈レイレイ〉はキョンシー、だぼっとした中華服の中から大量の暗器を取り出して戦う。キョンシー(死体)なので肌は青白い。 
常に前習えのポーズで、そのうえ暗器の巨大カギヅメを晒している。見た目には巨大な腕の怪人だ。キョンシーはオーソドックスなキャラだが、いびつな姿でたちまち奇天烈な化け物に見えてくる。キャラデザインの面白さよ。 
〈バレッタ〉は実は人間の女の子、見た目は絵本に出てくるような赤ずきんちゃん。しかしコンバットナイフとマシンガンを振り回す狂気のキャラクター。 
いわゆるブラック童話系のキャラだ。かわいい顔と殺し屋の顔、そのあざとい二面性をサイコロの目のようにコロコロはげしく変化させていく。そんなキャラ設定はケレンミがありすぎて、いっそカッコよい。

他のヒロインも癖があるので、みんなで一度は見にいこうぜ。



移植作は〈ヴァンパイア リザレクション〉
これは今のところ、旧世代機でしかあそべない。しかもこのヴァンパイアシリーズはほぼシリーズ断絶しているので、続編や再移植もあまり期待できない。プレイ環境はよくないといえる。

アーケード環境は根強いファンが多い。
稼働しているゲーセンもそれなりにある。

というわけで、さようなら~

2016/07/07

【ヒロイン探71】スーパーマリオUSA

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その71〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
スーパーマリオUSA

[プレイできる環境]
3DS、Wii、WiiU
リメイク版がWii、WiiUでプレイ可能

[どういう感じ?]
ドット絵、横スクロールアクション
プレイアブルキャラ4人、うち1人がヒロイン



世界観はマリオ……としか言いようがない。ただ他の横スクロールマリオシリーズとは雰囲気が異なり、どことなく異国情緒が感じられる。

プレイアブルキャラ4人のうち1人がピーチ姫だ。マリオシリーズを通してみても、ピーチ姫を動かせるゲームは多くない。今作はそういう点で貴重なうえ、ゲームとしてもよくできている。優等生なゲーム。

ピーチ姫はおなじみ、ウェーブのかかったブロンドの長髪、桃色のドレス。各種イラストやCGグラフィックでは割とケバケバシイ姿のピーチ姫だが、このマリオUSAのドット絵からは規律正しさとかわいらしさが感じられる。

性能も、他の3人とはちがった特徴をもっている。つまりキャラをえらぶという行為がおざなりじゃない。こういう工夫をしてくれるのはありがたい限りです。



大本たるFC版は現行の任天堂ハードすべてでプレイできる。また、スーパーマリオコレクションに収録されたリメイク版ともいえるバージョンは、WiiとWiiUでプレイ可能。

つまり、FC版にしろリメイク版にしろ、プレイ環境は良好だ。

というわけで、さようなら~

2016/07/06

【ヒロイン探70】チャイルドオブライト

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その70〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
Child of Light(チャイルドオブライト)

[プレイできる環境]
PC、WiiU、XBOX360、XBOXone、PS3、PS4、PSvita

[どういう感じ?]
水彩画風グラフィック
横スクロール、アクション要素のあるRPG
主人公がヒロイン



世界観は童話風ファンタジー。水彩画のようなタッチで描かれたグラフィックが、ふわふわとしつつ壮大な世界を描き出す。その中を、やはりふわふわと冒険していくのは心地がよい。

ヒロインの名はオーロラ、十代前半くらいの幼い姿、バラ色の腰までのびた髪、白と金が織り交ざる一張羅を身にまとい、簡素な王冠をかぶる。セリフはあるがボイスなし。妖精のような翼が生える。

身の丈くらいある大きな剣を振り回して戦う。けどカッコつけたような感じとか、媚びているような感じはしない。ふわりと浮き上がりながらの一撃は、まさに妖精の戦い方とでもいうような、ごく自然な様子。

ゲーム全体の流れはヴァルキリープロファイルに似ている。横スクロールのアクションパートと、ターン制コマンドの戦闘パート。つまりオーロラを自由に動かせつつ、彼女の華やかな戦いっぷりも見られるわけだ。

ちなみに彼女、途中から大人の姿になる。最後まで幼い姿でいてほしかった人もいるだろうが、そこはグッとこらえて、より美しくなったオーロラを迎え入れよう。



とにかくやわらかな雰囲気が心地よいゲーム。そしてオーロラのキャラクター像も受け入れやすい。なにより様々な環境で発売配信されているのでプレイ環境も良好。触ってみてもいいかなと思いやすいゲームだ。

というわけで、さようなら~

2016/07/05

【ヒロイン探69】負けるな!魔剣道

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その69〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
負けるな!魔剣道

[プレイできる環境]
SFC

[どういう感じ?]
ドット絵、横スクロールアクション
主人公がヒロイン


未プレイです。

世界観は現代、学園モノかつ魔法少女などの戦闘美少女モノ。
ノリは濃いギャグで、時代も感じさせる。

ヒロインは剣野舞(つるぎのまい)
女子学生、茶系の黒髪でオーソドックスな学生服。

変身っぽい状態になってからは、黄色い胴台(剣道の防具)を鎧に改造したみたいなスーツを着用。飾りの多いミニスカート。全体的にゴッチャリしていて、やはり魔法少女を思わせる。

ゲームプレイ時の彼女は、頭身が高くリアル寄りの姿をしている。竹刀を振り回し、竹刀からエネルギーを発する。走ったりジャンプしたり、落下中にスカートをおさえたり、挙動がこまかい。

またゲーム内にデモシーンが用意されており、そこでアニメタッチの剣野をたのしめる。ケレンミの薄い画風なので、いまの目線でみてもそこそこ受け入れやすい。



続編は〈負けるな!魔剣道2〉続編ではなぜか格ゲーになった。

またこの負けるな!魔剣道は、今のところSFCしかプレイ環境がない。
バーチャルコンソールなどでの配信はなし。ざんねん。

というわけで、さようなら~

2016/07/04

【ヒロイン探68】ドラゴンフィンスープ

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その68〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
Dragon fin soup(ドラゴンフィンスープ)

[プレイできる環境]
PC、PS3、PS4、PSvita

[どういう感じ?]
ローグライクRPG(不思議のダンジョン型ゲーム)
主人公がヒロイン



未プレイです。

世界観は童話っぽいブラックファンタジー、ややインド系神話の雰囲気もまざっているが、おおむねブラック童話という感じで見るのがよい。

ヒロインはロビン、ほつれた金の長髪を赤いずきんで覆い隠す、ずきんはそのままマントのようにもなっている、白い上着に赤いミニスカート、主な武器は剣と銃。

ゲーム中でのキャラグラでは頭身ひくめ、肉つきがとてもよい、むっちりしたのがテコテコ動くのがかわいい。顔グラが常にUIにうつりこむので、その表情の千変万化をみるのも乙なもん。

攻撃方法はけっこう多彩。特に銃をつかったり爆弾をつかったりできるのが大きい。こういう近代的な装備が混ざると、とたんにブラック童話感が増すのはなんとも不思議だ。

発言テキスト多め。ボイスは戦闘ボイスのみで、可もなく不可もなくといった声質。グラフィックが受け入れられたら、ボイスも受け入れられるかな?



つまるところ、赤ずきんちゃんを動かせる不思議のダンジョンといえる。

赤ずきんといえばブラック童話系ゲームで定番のキャラ。いたるところで見かけるけど、やっぱあの真っ赤なずきんには飽きないカッコよさがある。

というわけで、さようなら~

2016/07/02

【ヒロイン探67】聖剣伝説LoM

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その67〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
聖剣伝説 Legend of Mana

[プレイできる環境]
PS、PSP、PS3

[どういう感じ?]
ドット絵、アクションRPG
主人公の性別を男女からえらべる



世界観は童話風ファンタジー、やわらかな色彩、不思議な形の生き物たち、とぼけているけど真に迫ったストーリー、そうした世界を渡り歩くたのしみ……

LoMでは主人公の性別をえらべる。

女性にすると、ブロンドの長髪、赤茶とすみれ色を基調としたローブ(正直、独特の服なのでローブと呼ぶべきでないかも)、がっしりとしたグローブとブーツを身に着け、ふしぎな飾り物多数。

主人公というより妖精や女神のつかいと言ったほうがいい、そんな幻想的な姿。だからこそ、この幻想的なゲームの主人公にふさわしいのかもしれない。

主人公の姿を細かくいじることはできないが、性別をえらべるだけでも万々歳。
ほかに名前、さいしょに持つ武器をえらべる。ボイスなしで、基本的に発言テキストもない。なので思い通りのイメージをしやすい。

武器は種類によって主人公の成長に関わってくる。ロールプレイの一環として特定の武器をつかうもよし、ステータスにこだわるために武器をえらぶもよし。

またゲーム内ではステージやシナリオの攻略順序をえらべたり、ペットを手に入れたり育てたり、武器や楽器に果てはゴーレムまで作れるようになったり……

まとめてみると、主人公の姿こそ決まっているが、ロールプレイの幅が広く想像もしやすい。ヒロインなりきりゲームの模範といってもよいうれしい作りだ。



実は聖剣伝説シリーズを通してみると異色の作品といえる。聖剣伝説シリーズはストーリーが明確にきまっているし、主人公の人物像もハッキリ定まっていることがほとんどだ。

なので聖剣伝説シリーズの1作品というより、LoMというひとつのゲームとしてとらえたほうがよいかもしれない。聖剣伝説3のリースに惚れた人が、LoMの女主人公に惚れるとは限らないわけだ。

というわけで、さようなら~

2016/07/01

【ヒロイン探66】東方地霊殿

〈ヒロインが動かせるゲームを探せ!その66〉

企画の詳細についてはこれを読んでね
〈企画概要〉

[ゲームタイトル]
東方地霊殿

[プレイできる環境]
PC

[どういう感じ?]
縦スクロールSTG
プレイアブルキャラ2人ともヒロイン



世界観は東方、和洋中の混ざり合った複雑怪奇な架空の世界。
地底で異変が起きているので洞窟や地下の都をとおって真相を突き止めろ!

プレイアブルキャラは巫女の霊夢と魔法使いの魔理沙。巫女と魔法使いという組み合わせがまさに世界観を表現している。はじめて東方を触ったとしても、プレイアブルキャラ選択のとき世界観になんとなく気づいてしまう妙。

地霊殿が面白いのは、プレイアブルキャラ2人ながら、1人につき3種類の装備構成が用意されているところ。2人で合計6種類の装備、つまり6通りのプレイができる。

しかもこの3種類は〈どんなキャラをパートナーに選んでいるか?〉という、カップリングめいた特徴も合わせもっている。ゲーム中での会話パターンもきちんと変わるので、パートナーは決しておざなりではない。

これは東方全体を通してみても、珍しい特徴だ。

また、東方はタイトルごとにキャラのイラストがころころ変わる。
この地霊殿だと、霊夢・魔理沙ともにやや少年っぽい雰囲気がつよい。



東方はナンバリングが数多く出ているが、いずれも必ず霊夢・魔理沙の2人を動かすことができる。とりあえずこの2人さえ気に入っていたらどれを触ってもよし。

ところで東方といえば、最近は〈Play,Doujin!〉という企画がすすみ、PS4で東方の二次創作ゲームが配信されている。けど原作であるこの東方タイトル群は配信される気配がない。

正直、二次創作のゲームより原作の東方をPS4であそびたいんすけど……
何とかならないっすかね?

というわけで、さようなら~