2015/09/23

狩猟スタイルってなんなのさ?


モンスターハンターシリーズ期待の新作『モンスターハンタークロス』(以降MHXと呼ぶ)新要素〈4つの狩猟スタイル〉が出てきます。いったいどんな戦い方、使い方になるのか?今記事ではそれを予想していきます。

あくまで今出ている情報から考えた予想にすぎません。ゲームを実際に触ってネットで情報が出そろえば今記事とは違う戦い方になっているでしょう。それもまた一興ということで。

MHシリーズを知っていること前提の記事です。いくつか用語解説は入れます)




今記事の流れ

 1.そもそも狩猟スタイルってなに?
 2.ギルドスタイル
 3.ストライカースタイル
 4.エリアルスタイル
 5.ブシドースタイル
 6.ニャンターモード
 7.まとめ


1.そもそも狩猟スタイルってなに?

ハンターの戦い方を決める4つのスタイルです。今作で初登場。別な言い方をすれば戦法、流派、型……MHFプレイヤーなら型といえば理解しやすいかも。

あともうひとつ新要素に〈狩技〉があります。一言でいえば必殺技です。
クエスト中にゲージが溜まれば発動できる。

〈ギルド〉
・前作MH4Gの操作とほぼいっしょ
・狩技が2つ持てる

〈ストライカー〉
・他3つのスタイルより操作が単純
・狩技が3つ持てる(全スタイルで最多)
・狩技ゲージの溜まる速度が早い

〈エリアル〉
・空中攻撃に特化したスタイル
・〈乗り〉をいちばん決めやすい(どの武器でも)
・狩技が1つ持てる
Bボタンの前転回避が〈エア回避〉になる。エア回避はモンスターや仲間ハンターを踏みつけて高くジャンプする。なので地形に左右されずジャンプ攻撃できる。

〈ブシドー〉
・反撃に特化したスタイル
・狩技が1つ持てる
ガードできない武器なら〈ジャスト回避〉、できる武器なら〈ジャストガード〉ができる。発動後ダッシュや攻撃につなげられる。なのでスムーズに反撃や逃げへうつることができる。

[乗りとは]
MH4から導入されたシステム。主にジャンプ攻撃でモンスターに乗り値を蓄積させる。乗り値がたまればモンスターがダウンする。状態異常みたいなもの。


おおざっぱな説明も終えたところで、詳しい予想へいきましょう。


2.ギルドスタイル
予想

前作MH4Gと操作がほとんど変わりません。他スタイルよりできる行動が多い印象。どんなモンスターにも安定して火力が出せるのではないでしょうか。

相性のよい武器種予想

[武器種とは]
ハンターが扱う武器。他のゲームでいうジョブ、クラスに当たるもの。武器種を変えると別のゲームをやっている気分。それくらい武器種ごとで動きがちがう。現在は14種類ある(MHFは12種類)。

[1.操虫棍]
操虫棍はできることの多さが魅力であり強さ。それを活かすならギルドか。

[2.チャージアックス]
操虫棍と同じ理由です。

[3.大剣]
大剣は溜め斬りをからめたコンボが強力。
ギルドでは制約なくそうしたコンボを繰り出せるため火力を出しやすい。

3.ストライカースタイル
予想

いちばん操作が単純で狩技に特化したのがストライカー。
単純なので操作に慣れやすいという利点があります。

開発者いわく「懐かしい操作感を目指した」例えばストライカーハンマーだと〈縦振り3発目がホームランじゃない〉とか。これは初代MHのハンマーですね。

しかしストライカーの目玉は狩技特化であること。狩技には火力に直結するものもあります。そうした狩技を使いまくれるのは大きい。

TGSで公開された狩王プレイ動画を見てみましょう。ヘビィボウガンのリロードを狩技でキャンセルするシーンがあります。つまり武器モーションの隙を狩技でキャンセルできるわけです。

こうした細かなテクニックや狩技がもつ火力、それらを使いこなすストライカーはダメージディーラーになる未来もありえます。

[ダメージディーラーとは?]
マルチプレイにおいてダメージを稼ぐ役割のこと。MHシリーズでは双剣やヘビィボウガンがこれに近い役割。


23:42秒からのナルガクルガ戦
ヘビィボウガンに注目

相性のよい武器種予想
[1.ライトボウガン/ヘビィボウガン]
ボウガン系は操作が少なくストライカーの単純操作がほぼ影響しない。
そのうえで狩技を使いこなせるから、利点が大きい。

[2.双剣]
ストライカー双剣は鬼人強化がありません。MHP3より前のシンプルだった双剣が使えるわけです。シンプルゆえの使いやすさと狩技の爆発力は魅力ですね。

[3.片手剣]
片手剣は強いことは強いですが決め手に欠けていました。今回は狩技があるのでその弱点を克服できます。なら狩技特化のストライカーがよさそう。

4.エリアルスタイル
予想

空中行動が多く乗りを狙いやすい。乗りは一部の武器を除いて地形を利用しないと出せませんでした。エリアルはそうしたマイナス部分を解消しています。

が、私が思うにエリアルの利点は別にあり。それは〈攻撃を分散させる〉こと。

今までハンターは地上攻撃しかできませんでした。するとモンスターに攻撃を当てる位置が限られてくる。ハンター同士の事故が起きやすくなる。

エリアルは空中攻撃がメイン。空中なら地上より攻撃位置に恵まれています。そういう位置を積極的に使いこなせば、ハンターの事故はぐっと減るでしょう。

[事故とは]
MHシリーズはハンターの攻撃が他ハンターに当たる仕様。他のゲームでいうフレンドリーファイア。このせいで仲間をこかしたり、吹き飛ばすといった事故が起きる。この仕様を利用して対戦をする人たちもいるらしい。

エリアルの利点のイメージ図

理想をいえばMHはモンスターの弱点である肉質を考慮しないといけない。ただエリアルは空中攻撃で乗りを狙える。そちらのメリットを優先したい。

以上によりエリアルの役割は〈他ハンターを邪魔しない空中攻撃をしつつ乗りを狙う。肉質より乗り優先〉になりそう。マルチで活きる熟練者向けかも。

[肉質とは]
モンスターの頭、足など各部位に決められた防御力みたいなもの。肉質の弱い部位が、いわゆる弱点といわれるものに当たる。肉質の数値をおおざっぱにでも知っていたら狩りが楽になる。

相性のよい武器種予想
[1.大剣]
大剣は抜刀納刀の繰り返しが基本。エリアル大剣は抜刀攻撃で乗りが狙えるようになります。なのでエリアルの役割に向いている。

[2.ライトボウガン]
エリアルライトは空中速射が使えます。速射を地上で撃つと立ち止まり隙ができますが空中なら隙が減ります。ライトボウガンとエリアル双方の性能を活かせる。

[3.ガンランス]
ガンランス含むランス系のエリアルは前ステップが使えるように。機動力に期待できそう。回避距離UPのスキルと合わせるどうなるか見ものですね。

またガンランスの砲撃はハンターを吹き飛ばす危険がありました。エリアルガンランスなら空中砲撃によりその事故を減らせるでしょう。なおかつ砲撃は肉質無視ダメージ。弱点を狙いづらいエリアルの欠点をごまかせる。

5.ブシドースタイル
予想

ジャスト回避・ジャストガードの〈ジャスト行動〉で攻撃をさばき反撃に出る。
慣れれば火力が出せるし生き延びやすくなる。そんなスタイル。

ソロや2人マルチで無類の強さを発揮するでしょう。それらはモンスターの攻撃が自分に向きやすい。ジャスト行動を取る機会も増えてブシドーの本領発揮です。

3人、4人のマルチプレイではどうか?モンスターの攻撃が各プレイヤーへ散らばりジャスト行動を取る機会が減ってしまう。では他人数マルチでブシドーを使うべきではない?いえ、そんなことはありません。

ジャスト行動はなんらかの攻撃ありき。なにもモンスターの攻撃に限った話ではありません。自分が置いたタル爆弾の爆風、さらには他ハンターの攻撃までジャスト行動のきっかけになります。

23:42秒からのナルガクルガ戦
ハンマーに注目

多人数マルチはハンターの事故が起きやすい。今までは〈事故しない位置をとる〉〈スーパーアーマーで無効化する〉しか対策がありませんでした。

ブシドーなら〈他ハンターの攻撃を利用する〉という対策ができる。

以上によりブシドーはソロや少人数マルチで輝きそう。また多人数マルチでは、すこし難しいですが他ハンターの攻撃をも利用して戦えます。熟練者向けかも。

相性のよい武器種予想
[1.太刀]
太刀は大回転斬りによる練気維持が第一。しかし太刀の大回転斬りは使うまでの手順が長い。攻撃範囲が広く他ハンターとの事故になりやすい。

ブシドー太刀はその問題を解決。ジャスト回避後たった3発で練気維持の攻撃につながる。それは気刃無双斬りという範囲の狭い攻撃。まわりに迷惑をかけません。

ブシドー太刀は自分にも味方にもやさしいバツグンの相性といえます。

[2.ヘビィボウガン]
ヘビィボウガンは全武器でもっとも機動力がない。
またガンナー防具なのでモンスターの攻撃ひとつで致命傷になりかねません。

ブシドーヘビィはジャスト回避後のダッシュで機動力を補えます。またジャスト回避で攻撃を避けやすく致命傷をふせげます。安定した立ち回りとなるでしょう。

[3.ランス/ガンランス]
ランス系武器のブシドーはジャストガードが使えます。これが強い。

ガードは本来ならガード性能が必要でスタミナも消費します。しかしジャストガードは元からガード性能が高くスタミナも消費しません。ランス系の基本性能を底上げしているようなものです。スキル選択の自由度も高くなりそうなのが良い。

6.ニャンターモード

ニャンターモードPV

MHXの新要素。もはや新しい武器種といってもよいニャンターモード。おおざっぱにいうと〈オトモアイルーを操作するモード〉なのでサポート特化ですね。

[オトモアイルーとは]
CPU操作のサポートキャラ。回復してくれたりモンスターを攻撃したり。ありがたいが、CPUなので気まぐれが目立ちイライラすることも。

・ハンターより攻撃力が低い
・近接攻撃と飛び道具を両立している
・スタミナ無限なので走りほうだい、回避しほうだい
・当たり判定が小さく、モンスターの攻撃を避けやすい
・採取、剥ぎ取り速度が速い(採取スキルをつけたハンター並)
・アイテムの代わりにサポート行動を持てる(最大5個?)
 -サポート行動はゲージを溜めて発動

サポート行動がゲージ性であることがうれしい。ハンターがアイテムを消費する行動でも、ニャンターならゲージを溜めていくらでも使えるわけですからね。

今わかっているだけでも回復笛、鬼人笛、硬化笛で戦闘サポート。調合なしで繰り返し使えるシビレ罠。打撃効果の飛び道具でモンスターをめまいにできる。

火力ではハンターに劣るので火力の求められるプレイではお呼びでないかも。しかし友人同士でやるようなゆるいマルチでは1匹いれば便利かも。

私がいちばんうれしいのはハンター以外のキャラクターを操作できること。特にアイルーは昔からすきでしたし動かしているだけで楽しそう。待ちきれません。



7.まとめ

4つの狩猟スタイル+ニャンターモードの各種予想まとめ。

〈ギルド〉戦い方に困ったときはこれ

〈ストライカー〉火力を出したいときはこれ

〈エリアル〉乗りを狙いたいとき、事故が嫌なときはこれ

〈ブシドー〉ソロや、攻撃の激しいモンスター、事故が嫌なときはこれ

〈ニャンターモード〉サポートに徹したいときはこれ



自分の予想はこんなところ。

もういちど言いますが、これらはあくまで私個人の予想にすぎません。いざMHXを遊んでみればまったく違う結果になっているでしょう。エリアルはマルチ向けでないかもしれないし、ブシドーのほうが火力が出るかもしれない。

そういうときは、ごめんなさいね。

というわけでおわり。
さようなら。

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