2014/06/10

大胆に妄想する"Bloodborne"

SCEJ×フロムソフトウェアの新規タイトル"Bloodborne"

4、5月頃にはゲーム画面と思われるリーク画像・映像がネットに現れ、今年のE3でティザートレイラーが公開されました。いったいどんなゲームなのか? 期待がふくらみますね。今記事ではリーク情報とトレイラーをもとに、私なりに中身の推察……いえ妄想をしていきます。

あくまで妄想にすぎないので、大事なことは一つ。

マジに受け取らない

この注意を守ることができ、かつ記事が気になる方は、続きへどうぞ。





まずはリーク映像、トレイラーを観てみましょう。

リークされたコマ切れの映像をつなぎ合わせたもの

E3(2014)で公開された1stトレイラー



世界観

SCEJ×フロムのタッグがかつて製作した、デモンズソウル……およびそこから展開したソウルシリーズと、非常に雰囲気が似ています。タイトルからソウルの文字が消えているため、直接の続編ではないにしろ、精神的続編と呼んで差し支えないでしょう。

これら情報において気になる点は2つ
・主人公が銃を使っている
・人々の服装や街並みがやや近代的

ここから妄想されることはただの一つ「舞台は中世ではない」少なくとも甲冑を纏った騎士が剣と槍を振り回し、魔法使いが目にも鮮やかな魔法を唱える、そんな時代ではないと思われます。

ソウルシリーズは騎士や魔法使いなどが主流の世界観でした。しかし今作は違う。ということは、ソウルシリーズとはまったく異なる世界観。あるいは、ソウルシリーズと同じ世界観ながら未来の時代を描いたもの。そのどちらかです。

時代のイメージとしては18~19世紀あたりではないでしょうか。ヨーロッパでゴシック小説が流行った頃ですね。ブラム・ストーカー著『ドラキュラ』がよい例です。怪奇・幻想趣味の勃興した時代なんですね。

裏を返せば「吸血鬼などの怪物といえば18~19世紀」というイメージがあるわけです。つまり今作でも、吸血鬼やなにや、それに近いものが出てくる可能性が……?

(ここから先トレイラーのキャプチャ画像は、見やすいように明度調整しています)

 ロンドンのような街並み

 帽子をかぶり背広を着た人々

洒落たコートを羽織る主人公らしき人物

銃を構えた主人公らしき人物



主人公の正体

ここで主人公の服装に着目。つば広の帽子をかぶり、スマートな出で立ちのコートを羽織っています。色は黒が基調でしょうか。このシルエットは何となく見覚えがあります。類似するキャラを探してみましょう。

吸血鬼ハンターD
(アニメ版のサントラジャケット)

小説『吸血鬼ハンターD』に登場する、その名もD。文字通り吸血鬼との戦いを描いた話。Dは吸血鬼狩りを行っています。

ヘルシングの初期アーカード
(漫画の1巻表紙)

漫画『ヘルシング』に登場するアーカード。初期の服装が似通ったシルエット。これまた吸血鬼狩りを行っています。

ソロモン・ケーン
(映画"Solomon Kane"ポスター)

小説『ソロモン・ケーン』に登場するソロモン・ケーン(Solomon Kane)。悪魔と戦っている?(詳しくは知らないです。ごめんなさい)

彼らは吸血鬼と戦ったり、悪魔と戦ったり。つまり吸血鬼狩り、悪魔狩りをするキャラクターといえば、大抵はこれらのような姿がイメージされるわけです。今作の主人公はそういったイメージのシルエットを持つ。

しかも先ほど話したように、舞台の雰囲気が18~19世紀あたりの香り。怪奇・幻想趣味と戦わせるにはもってこい。ますます主人公のイメージを強めてくれます。



タイトルの意味

リーク情報では"Project Beast"と記されていました。トレイラーにも爛れた犬や、巨大な獣のシーンが含まれているため、恐らく"Project Beast"という言葉が用いられた理由は消えていないと思われます。獣がゲームに関係してくるわけです。

一方で正式タイトル"Bloodborne"という言葉に注目すると、意味は「血液由来の」「血液からもたらされた」になります。そしてこの言葉に続く単語は"Disease"「病気」や"Pathogens"「病原体」などが主。血液由来の病気や病原体です。

トレイラー冒頭の一場面を観てみると?

点滴のガラス容器?

医療器具らしきもの、無色の液体にむかって血液と思しきものが垂れる。これは点滴か? それとも血液の研究か? どちらにしろハッキリしているのは「人間が何かの血液を扱おうとしている」ことです。

獣がゲームに関わっており、なおかつ血液からもたらされるものを主題に置いている。ここから妄想できることは、獣の血液(体液)を介して何らかの危険なものが人間に感染していく……というシナリオです。

それは単純に病気というものではないでしょう。獣が秘める力とでもいいましょうか。そんなものが人間にうつってしまうのかもしれません。ソウルシリーズにおけるソウルや、人間性のような力だと思われます。

例えばこのシーンをみてください。トレイラーにおいて主人公らしき者に撃たれようとしている老人。この老人、ちょっと毛深すぎやしませんか? そして耳もとんがっていやしませんか? 普通の人間ではない、まるで獣になりつつあるような……

鼻まで覆う毛の量は異常といえる 

赤枠部:耳と思われる箇所 とんがっている



大胆妄想

パーツが揃いましたよ。
・主人公は怪物狩りをするキャラかもしれない
・獣の血から人間へ何かが感染した

そう……今作は獣の血によって尋常ならざる力に侵された人々を、主人公が狩っていくゲームです! きっと血の元である化け物じみた獣が出てくるでしょう。血によって化け物になってしまった人間も出てくるでしょう。まさしくソウルシリーズにおけるデーモンのように。

これはもう狼男の登場まったナシですね。それどころか、主人公が狼男になるかもしれません。獣化システム!? なんとステキな響きでしょうか。鉈と銃による賢い戦いをするか、獣化して荒々しい戦いをするか、それはプレイヤーしだい!!

いやーそうでなかったとしても、化け物を銃で狩っていくゲームというのはたまりませんね。類似作品は数多くありますが、ソウルシリーズのプレイ感覚で挑めるというのが重要……想像しただけで体中がうずいてくるではありませんか。



というわけで、私が今作にいま抱いている気持ちは以上です。この新作は非常に楽しみですね。ソウルシリーズの精神的続編として捉えると、デモンズソウルから数えて4作目にあたります。今までのソウルシリーズをどういう方向に発展させるのか見物です。

"Bloodborne"の発売予定日は2015年春。来年を楽しみにしましょう。

あと6月12日発売のファミ通に今作の特集が組まれるようなので、最新情報が知りたい方はファミ通を読んでみるのも一興かと(ファミ通の内容によっては追記を行うかも)。

※2014/06/11追記※
電撃オンラインから情報が出てきました
http://dengekionline.com/elem/000/000/866/866136/

これを読む限り、自分が今記事で描いた大胆妄想は大胆どころではなく、単なる予想になってしまっていましたね。書いたものことごとくドンピシャだったとは……。

まあ、そういうことです。チャンチャン



Bloodborne 公式HP
http://www.jp.playstation.com/scej/title/bloodborne/

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